在宅ワークを通して社会と繋がり、スキルや自信をつけていくこともできます

50歳女性　岡山県

お仕事の時間：9時～16時稼働、月80時間～100時間。家事が落ち着いた夜間対応することも。
お仕事の内容：AIアノテーション業務(作業者、管理者)。案件で使用するpythonの勉強も独学で並行して行っている。

在宅でお仕事をはじめた理由は?始めてみてどうですか?

　こどもが小さいころは外勤が難しい状況でしたが、在宅の仕事なら子育てと両立できると感じたからです。最初は家事や子育てをしながらの仕事にうまくメリハリをつけられるか不安でしたが、やってみれば融通の利く働き方でとても作業しやすいです。長く続けることもできます。
　また、プロジェクトメンバーと一緒に仕事をすることで、外の世界とつながることができます。子育て中の人でも自然な形で社会復帰ができたり、自分に自信をつけることができると思いました。

お仕事をはじめてよかったことは?大変なことは?

　家事や子育てでのスケジュールと仕事を両立させることができるので、充実感があります。家事や子育てが忙しいときはそちらを、そしてその他の時間で仕事を進めておくというやり方はどちらかを犠牲にする必要がありません。今まで外勤で感じていたストレスがなくなりました。
　また、体調不良であっても体を休めながら仕事が続けられるので、無理をしなくてすみます。この点もとてもありがたいです。もちろん、納期が近づいてくると間に合わせるためにふんばらなければいけないときもあります。そのときは少々大変なこともありますが、それは外勤でも同じことです。
　自分にとって落ち着く環境で仕事ができるというのは、在宅ワークの最大の強みだと思います。

在宅で仕事をする上で大切にしていること

　作業を家で行うとはいっても、請け負った作業の納期は確実に守らなければいけません。そのためのスケジュール管理はしっかりと行っています。
　この日は学校の用事があって一日作業できないから、かわりにこの日は朝から時間をしっかりとって作業…というように、スケジュール帳でことこまかに管理しています。作業ができないとわかっている日程の作業スケジュールや進捗状況は、早めに管理者の方に報告することにしています。
　また、他の作業者の方と顔を合わせることがありませんので、チャットやメールを使ってのコミュニケーションは密に取るようにしています。そうすることで、外勤と変わらないコミュニケーションレベルを維持することができ、案件単位のチームワークも感じることができます。そうしたやり取りの中で自分の作業を評価してもらえると、在宅で一人きりの作業でも、大きな達成感が得られます。

在宅でお仕事をしようか迷ってる方にひとことお願いします

　子育てや結婚、あるいは体調を崩されたりして社会から遠ざかっていた人でも、在宅ワークなら無理なく社会とつながることができます。また、在宅ワークを通じて、スキルや自信をつけていくことができます。
　始めは「私だと役に立てないのではないか」「みなさんの足を引っ張るのではないか」という不安はあるとは思いますが、誰しも最初はビギナーです。失敗することもありますが、プロジェクトメンバーのサポートを受け、次には同じ失敗をしないようにする。その繰り返しで人は伸びていきます。それは外勤と同じです。
　ぜひその不安を払拭して、勇気を出して在宅ワークにトライしていただきたいと思います。すぐに、「メンバーの役に立ちたい！」「もっとスキルアップしていろんなことができるようになりたい！」という気持ちがわいてくると思います。